ゆうきさらのほんよみにっき@はてブロ

はてなダイアリーから引っ越しました。ゆうきさらが読んだり見たりしたものを気ままにつづります。

推し活2019

えっ、今年もあと2日で終わりとか嘘でしょ?!

 

ということでしばらくブログの更新がロクに出来てませんでしたが私は生きてます。

むしろ職場の人が死にかけて、こっちも仕事のリスケで心の余裕が死んでました。

みんな年末までに復帰してくれて良かった…。

何とか冬休みに入ることが出来たので、ようやく落ち着いてブログの更新をしています。

 

が、なんかもう色々書きそびれてることが多くて、推し活関連はとりあえずまとめてこちらに!

つーかな、今年前半の最大の後悔は映画刀剣乱舞に狂ってるエントリをアップしそびれたことですよ…ブログ書いてる暇があったら映画観に行ってたレベルなので。

今更でも大丈夫だったら年明けにこそっとアップするかも。

 

2019年に見た鈴木拡樹関連コンテンツ(順番が前後しているかも)

エントリがあるものはURLを、ないものは簡単に感想を。

 

●舞台・No.9 福岡大千穐楽

 (東京公演の感想はこちら)

yuuki-sara.hatenablog.com

 とても素敵な三兄弟、愛らしい「普通の人」でした。観ていてホッとしたなあ。

2幕、兄の言葉から、父親のトラウマを思い出した瞬間の子供に戻ってしまった顔がものすごく印象的でした。

 そして、大楽はテープが飛んで、とても華やかな終わりでした。

映像が残っていないのがつくづく惜しい…。

 

●映画・映画刀剣乱舞

 ムビチケ9枚が全然足りなかったという恐怖の体験をしました。この作品のおかげでシネマイレージが6000ポイント超えて、年末に映画1ヶ月観放題チケットを手にしたという…(でも忙しくて殆ど行けなかった)。

 観たかった「ザッツ・エンタテインメント!!」がここにありました。

 というか、純粋に「推しが演じる三日月宗近が物語のメインになるエピソード」をこの大舞台で出してくれるの?! っていう驚きと幸せが大きくて。

 あと、チケット戦争がないとこんなに心穏やかになれるのかと…映画素晴らしい…。

 あまりにも幸せすぎて、初回観たときはキャストテロップが出てきた瞬間号泣してしまった。

 常々思っているんだけど、ファンタジックな時代劇の映像コンテンツは新しく開拓の余地があって、その先駆けになっていくんじゃないかなって。

 2020年には東映ムビステの映画が待っているので、それがどうなっているか楽しみだったりもします。

 でも続編観たいなあ。第二弾よろしくお願いします。

 全然書き足りないから、年始にでも別エントリ立てます。

 

●アニメ・どろろ

 2クール目で作画が不安定になったのでちょっとヒヤヒヤしたんですが、美しい終わり方をしたなあとホッとしながら見てました。

 百鬼丸の物語でもあり、多宝丸の物語でもあったのが切ないし、百鬼丸が全ての身体のパーツを取り戻したところで、それが旅の終着点ではなく、生きていくためにはここからがスタートで、百鬼丸は自分自身で自分を成長させなければならないっていう容赦ない結末を与えたことに、令和元年の作品だな、としみじみしました。

 最終話の百鬼丸と多宝丸の戦いが本当に好き。良い作品だったなあ。

 

●ドラマ・虫籠の錠前

 自分でもよく理由がわからないんですが、盛大に沼った。すごく好き。

 野生児カゴロク最高すぎるでしょ…。アクションがガッチガチ野性味溢れているのが大変好みでした。

 清原翔とのバディはまた観たいです。本当に観たいです。

 試写会が当たって行ったんですが、そのときの清原くんが本当に喋るの得意ではない感じで、それが「なつぞら」であんなにブレイクするんだから、色々凄いなあ。

 成田先生、時代劇版虫籠をお待ちしています。

 

●舞台・どろろ 福岡公演、三重千穐楽

yuuki-sara.hatenablog.com

●アニメ・舞台どろろ 合同イベント

 全員の浴衣と甚平姿がとても涼やかで良かったです。初めて埼玉に行ったよ!

 聞きたかった話が沢山聞けたんですが、舞台で百鬼丸と三郎太の殺陣がついたのが開幕の数日前だったとか、大阪公演まで通しがほぼ出来ない状態だったとか、予想はしていたんだけどよく考えるとヤバヤバのヤバな話があって、大楽にあの完成度まで持っていけたのは凄いなとしみじみしてました。

 

●Eテレ・マリーの知っとこジャポン

 「狂言」あたりから、ギャビーが見守る立場だったのが、徐々にマリーちゃんと一緒に挑戦する立場になっていってるのが面白いなと。「尺八」はハラハラドキドキのドキュメンタリー回だった。10分の中の密度が素晴らしくて、さすがEテレ

 毎回、マリーちゃんに対してガイドをしつつ、先生の技を盗む目をしているのが本当にいいなって思う。

 これからも楽しみにしてます。

 

●舞台・PSYCHO-PASS Virtue&Vice 東京公演、大阪公演、LV

yuuki-sara.hatenablog.com

 予想外の沼その2。PPVV、アホみたいに好きです。あのエンドも含め。

PP本編がダメだった人なのに一体何があったんだ。

 アニメでやらないスピンオフを舞台でやる、っていうのは、本広総監督率いるPSYCHO-PASSっていうコンテンツだからこそ出来ることだろうとは思っていて、だからこそPPVVは2.5のカテゴリに入れていいんじゃないかとは思ってるんだけど、役者が上手いとこんなに重厚になるんだなって。登場人物達の存在感の生々しさと叙述トリック極めた脚本、そして脚本のために道化になることを恐れなかった鈴木さんの演技が本当に好き。

 この脚本構成だと、どう考えても九泉のキャラは立たないというか、立ったら物語が成立しないんですよね。キャラは物語の核であるシビュラシステムが壊すために存在するものだから。

 ミステリ小説のキャラだとよくある狂言回しだとは思うし、大体そういうキャラクターって視野の狭いヤツ扱いされがちなので(姑獲鳥の夏での関口とか)、役として演じるとなると役者的な旨味ってあんまりないと思うんですが(円盤のキャスト座談会で、誰の役をやってみたいかっていう話題のときに、キャストの誰一人「九泉をやりたい」って言わなかったのは象徴的だなって)、自分を目立たせるんじゃなくて物語を立てる方向でキャラクターの肉付けをしていったんだろうなと。

 3係は壊滅エンドで、おそらく今後出てくることはないんだろうけど、本当の九泉がどんな人だったのか、知りたい気はする。まあ、あんまり詮索するのも野暮かな、とは思うんですが。休憩なし2時間が短いくらいだった。凄い作品に立ち会えて、幸せだったなあ。

 

●舞台・最遊記歌劇伝 DARKNESS 大千穐楽

 過去作は円盤で観ていて、まさかの大楽が取れたということで行ってきたんですが、元々私自身がミュージカルとの親和性がとても低いので、割と物見遊山だったのは否めないんだけども。

 実際観たら、熱量に度肝を抜かれたんですよ。作品に対する愛と執念の深さに圧倒された。

 鈴木さんにしても椎名の鯛ちゃんにしても唐橋さんにしても、最遊記最遊記歌劇伝に対する執着と言ってもいいような感情が物凄いなって。

 峰倉先生の具合が決して絶好調ではなさそう、というのもあるかもしれないけど、熱量が舞台を成立させてるんだなってしみじみ思いました。

 で、さらに言うと、過去の円盤を見ていたので、三蔵一行の歌の部分に関しては期待値をあまり上げないようにしてたんですよ。なんだけど、大楽の歌は、物凄く気持ちが入っているなと感じたので、リトショまでにもっともっと練習して、クリエの舞台上でシーモアとしての歌と演技を楽しみにしてます。

 

●舞台・幽☆遊☆白書 福岡公演

 実は原作に関しては幽霊探偵編までしか触れていなかったので、舞台を観る前に原作を一気読みしていったんですが、序盤の美味しい部分を詰め込めるだけ詰め込んだモリモリの脚本が楽しかったです。なんか、すごく演劇を観た気分だった。

 座長じゃない分、崎山くんをフォローすることに回ってるんだろうなっていうのと、本当に楽しそうに蔵馬を演じてるなっていうのが印象的でした。そして足が長い。PPVVのときにも思ったけど足が長い…どういう構造をしてるの…。

 

●ドラマ・カフカの東京絶望日記

 1話を見たときにアサダアツシさんのフェチっぷりに驚いたんですが、2話以降はもっと凄かった。虚無顔のカフカさんと虚無顔の子猫のマッチングが面白すぎてこんなことある?! って笑い死にそうになったり。

 なんだけど、ピクニック回の自殺未遂の話とか、つぐみちゃんの女芸人の話とか、浮世離れした突飛なキャラクターのカフカさんはいつもどおりにしているんだけど、カフカさんを中心にして波紋が広がるようにじわりと変化をもたらすエピソードが、苦いけれど確かに今の日本と地続きで、こういう映像作品好きなんですよね…。テレビドラマは今と接続していてほしい人間なので。

 つーか、カフカさんのキャラ付けと演技が最高すぎて、ローテンションから一気に最高潮になるの好きです。

 ドラマが最初からシネスコサイズだったので「あれ?!」と思ってたんですが、再編集版が映画館でかかるというのも楽しみ。

 でも、つぐみちゃんは奈緒ちゃんで見たかった気はするなあ。かずさちゃんも好きなんだけども!

 そしてその後、アサダさん脚本の「Happydays」を見て結構な衝撃を受けたんですが(大学生レズビアンカップルの甘くて苦い話です。ミニシアター系の洋画のような雰囲気と展開だった…そして衝撃のラストだったので続きが気になりすぎるし、来年の今泉監督の映画「his」もめちゃめちゃ楽しみだったりする)舞台版の大楽を鈴木さんが観に行っていた事に、なんだかよくわからないけど、物凄く信頼感が湧いたというのは個人的な感想。

 

●いんぷろ 第1回、第2回公演

 去年に続いて今年も席がご用意されました。ありがたい…。

 鈴木さんの「言葉」に対する感度の高さと、機転のききまくった発想から生まれる演技を浴びられる楽しい90分なんですが、その中でも印象的だったのが第2回の公演にあった、1つのお題(原始時代)を「コメディ」や「SF」といったジャンル縛りで演じるというエチュードで。

 原始人がマンモスを捕まえて料理して食べる、っていう一連の流れだったんですが、コメディではマンモスに捕まえられて料理にされる、というオチに変化したり、という咄嗟の機転が凄かった。というかこれガラスの仮面で読んだやつだ…凄い…本当に出来るんだな…っていう衝撃がありました。

 めちゃめちゃ笑って楽しんで、オウサムの後輩くんたちの成長も微笑ましくて、また来年も楽しみです。というか来年やる暇あるのか???

 

●映画・髑髏城の七人Season月〈下弦の月ゲキシネ

 散々エントリがあるのでそちらを見てください…w

 と言いつつ。とにかくアニメのような画面分割が入るのが最初は面白かったんですが、あれ、全員の表情を押さえられるから慣れたら大変良いですね…。

あと、ゲキシネ版はマイクオフの台詞をとにかく丁寧に入れ込んでいて、一度だけ実質最前列で観たときに聞こえた辺りの台詞が全部入ってた。

捨天対決のときに天魔王が「捨之介!」と名を呼び続けるのと、頑是ない子供のように首を振るシーンをきちんと押さえてくれていたので、本当に感謝しかないです。

やっぱり、ゲキシネ版は音のいい映画館で観たいなあ。

 夢のような時間からもう2年経っているっていうことにびっくりしますが、夢は夢だからこそ得難いものなんだなとも思いつつ。

 

…って、ざっくり並べただけでも凄い量だな?!

 

どれも印象深いんですけど、2019年は特に映像作品が印象深かったかもしれない。

PPVVも演出が映像的だったし。

 映画刀剣乱舞が顕著だったと思うんですが、舞台作品と違って、映像作品はカメラで対象の役者一人だけを抜くことが出来るから、舞台で他の共演者との呼吸を合わせるために全体的に押したり引いたりするっていう部分が取っ払われて、役者の存在感がモロに出てしまう恐ろしさがあると思うんですね。

 勿論編集によって最終的には監督の感性に合わせたものにはなるんでしょうけど、カメラを前にして遠慮も容赦もなく演技の出力を上げたら、こんなに画面の中で目を引くのかという気づきがありました。

 日テレプラスで放送された映画刀剣乱舞の特番があるんですが、椎名の鯛ちゃんが「ほぼ舞台デビューが一緒だったんだけど、昔は殺陣も出来ない、演技も出て来ない、でこの子大丈夫かなと思っていたのに、多分見えないところで物凄い努力をしてきたんだと思う、映画を観たらキラキラしていて、言葉に出来ない」という感想をしみじみと話していたのが印象的だったんですね(これ円盤に収録されればいいのになあ…GyaOの特番と構成は同じなんですが、尺が60分なんですよね)。

 鈴木さん自体は、色々なインタビューを読む限り、元々は親の跡をついで美容師になるつもりだったようだし、おそらく役者になったこと自体がイレギュラーなんじゃないかなと個人的には思っていて、デビューも早くはないし、役者としての文化資本があるわけでもなく(例えば親が役者だったりすると、それだけで持っているものが違うと思うので)徒手空拳で、ひたすら板の上での経験を積み重ねることが今の鈴木さんを構築したんだろうな、と考えることがあり。

 よく「劇団に入りたかった」というフレーズが鈴木さんのインタビューで出て来ますけど、特に大学の演劇研から始まっている劇団とかは、大学に入るまで演技を知らなかった役者もしばしばいるから、ロールモデルとしては最適だと思うんですよね。

 でも、リトショのために結構早い段階から(撮影は挟んでいるにせよ)歌稽古に入っている様子を知って、さらに「アルキメデスの大戦」が戦争もの会話劇というストプレでも恐らく難易度の高い部類に入るだろう内容なのが今から予想出来るのもあり、来年はおそらく転機になる作品が沢山ありそうなので、来年の推し活も本当に楽しみです。

 問題は東京公演に行きたくても、既に飛行機ホテルともに高騰しつつあって、なかなか行きづらいことだけどな!

 車検がなければいいんだけど、来年の夏車検で色々吹っ飛ぶのが見えてるのが辛い。

 地方公演、本当にありがたいので、行けるものはなるべく行きたい所存。

 年始しょっぱなから映画もあるしスマホ2もあるしで、楽しい推し活になりそうです。

 今年も楽しい1年をありがとうございました。

 そして髑髏ボックスも買ったよ! 私のステアラがようやく終わった気分。